やらないといけないけど続かない……。そんな英語学習。
この記事では、決心と挫折を繰り返しながら、いろいろな方法を試して、最終的にここ半年はなんとか英語学習を継続できている私の体験をもとに、英語学習を継続する具体案をご紹介します。
基本ルールは、目標+こだわりを持つ・毎日の習慣にする・海外の有名人のファンになるの3つです。
これらの方法はどこかで一度は聞いたことがあるかもしれませんが、私なりにアップグレードさせていますので、この記事を読んで参考にしていただけたらなと思います。
目標たてると同時にこだわりを持つ
英語学習のモチベーション維持の方法でよく言われているのが、具体的な目標をたてることです。
例えば、「半年後のTOEICで600点取る」や、「来年ワーキングホリデーでオーストラリアに留学したい」など、具体的な数字やなりたい自分を目標にすると効果的だと言われています。
以前私は「大学院で海外の大学に進学するためにTOEFLで100点取る」という目標をたてていました。
しかし、初めの2週間くらいは意気込んで勉強をしたものの、その後だんだんと勉強の頻度が減り、いつしか英語に触れなくなってしまいました。
目標をたてるというのは確かに自身を鼓舞する効果がありますが、しばらく時間が経つと目標を立てた頃の気持ちはすっかり忘れているものです。
そこでおすすめしたいのが、ここだけは譲れないといったこだわりを持つという方法です。TOEICで何点などの真面目な目標とは別に、ちょっとしたこだわりを持つと日々の勉強へのモチベーションを維持することができます。
私のこだわりは、「イギリス式の発音で英語を話したい」です。これに関しては結構真剣にこだわってます。
もちろん、それまで立てていた目標を捨てる必要はありません。ただ、それに加えてこだわりをもっていると、日々の勉強のときにちょっとした達成感を味わうことができます。
私の場合は、単語のイギリス式の発音を知ったり、イギリス人っぽい表現を知れるたびに、ささやかな達成感を味わっています。
例えば、”advertisement“(広告)はアメリカ英語では”アドヴァタイズメント“と発音しますが、イギリス英語では”アドヴァーティスメント”と発音します。
他にも、イギリスでは”I have 目的語.“や”Do you have 目的語?”などの代わりに”I’ve got 目的語”、”Have you got 目的語?”と表現します。
このようなことを学んだら、今度英語で広告と言うときには”アドヴァーティスメント”で言ってみようと思ったり、”I’ve got 目的語”を使ってみようと思えたりして、成長を感じれるので少しうれしくなれるというわけです。
TOEICやTOEFLで何点とるなどの目標は、実際に資格として役に立つものだし、非常に大事な目標だと思います。
しかし、達成されるまでかなり期間が開いてしまうというのが難点でしょう。
なので私は、TOEFLで100点取るという目標は時折思い出して士気を上げるのに使い、日々の勉強のモチベーションはイギリス英語へのこだわりで保つことにしています。
方法1のまとめ
- 長期的な目標は英語学習の目的を見失わないために時々思い出す
- 毎日のモチベーションはこだわりで維持
絶対に邪魔されない時間に英語を組み込む
一日の中で英語を勉強する時間を決めておくのはとても重要です。何時から何時という形でなくても、〇〇の前というふうに決めていただいても問題ありません。
時間を決めておくという方法は、色々なサイトや本で紹介されているので「耳たこだよ」と感じる読者もいらっしゃるかとは思いますが、それくらい重要だという証拠でもあります。
この方法でいちばん大事なことは、時間を決めたら必ずその時間には勉強し、習慣づけるということです。
入院レベルの怪我や病気を患わない限りは、決めた時間に必ず英単語帳やテキストを開くという覚悟をもって英語学習に臨んでください。
とはいえ、とはいえなんです。継続することが一番大変なんですよね……。私も何度も三日坊主を経験しました。
そんな中、1つ思いついた工夫がありますので、ぜひ共有させてください。
継続しやすくなる工夫として、何時に勉強するかを慎重に決めることを強くおすすめします。
以前、私は夜8時から9時までの一時間を英語の勉強にあてていました。基本的にこの時間には家にいて、夕食や入浴、睡眠と重ならない時間だったからです。
外食などの予定がある場合は、その日の朝にやるというルールでした。ところが、ある日急な予定が入っていまい、朝にはやっておらず結果一日あいたことがありました。
このような前例を作ってしまうと、また勉強できなさそうなときに、「まあ、1日くらいいいか」と思うようになり、やがて「まあ2日くらい」、「まあ3日くらい」と続き、いつしか習慣でなくなってしまいます。
このような事態を避けるため、私は勉強する時間を朝6時からの1時間に変更しました。朝の6時に急な予定は入りようがないからです。
もともと朝は強い方だったので、5時半に起きて5分くらいスマホをいじって、シャワーを浴びたり、歯を磨いたりしてから、1時間英語の勉強をするのがすっかりモーニングルーティーンになりました。
この記事を読んでくださっている皆さんも、ご自身の生活スタイルに合わせて、絶対に邪魔が入らない時間を確保することができれば、かなり高い確率で英語学習を継続できると思います。
方法2のまとめ
- 邪魔されない時間を確保し毎日必ずその時間に勉強する
- 個人的には朝がおすすめ
趣味が似ている海外YouTuberのファンになる
3つ目のよく聞く方法は、海外の有名人のファンになるという方法です。
その人に熱中すると一生懸命聞き取るようにがんばりますから、自然と英語が聞き取れるようになれるというお話です。
よく、海外の映画やドラマをみて、好みの俳優さん・女優さんを見つけるといいと耳にしますよね。
これもいろいろな方がおすすめしていて、私も実際試したことがあります。
私の場合は、イギリス人俳優のジェイソン・ステイサムさんの出ている映画をアマゾンプライムで片っ端から見ていました。(ここにもイギリス英語へのこだわりが見て取れますね。余談ですが出演作品の中ではトランスポーターという映画が一番おもしろかったです)
ただ、映画やドラマは1本がまあまあ長いし、結構喋りが速くてストーリーが聞き取れないこともありました。その結果、作品がつまらなく感じてしまうこともあって、結局あまり長続きしませんでした。
その人物への熱意を英語学習へ昇華するのは確かにいい方法だと思い、いろいろ考えた結果、海外のYouTuberで自分と趣味が似ている人を探すという結論にたどり着きました。
YouTubeなら一本の動画は10分から20分程度なので、すきま時間や家事をやりながら見たり聴いたりすることができます。
また、YouTube動画では演者さんが基本的にずっと話しているので、画面を追う必要がないものもあり、ラジオ感覚で聞くことができます。
映画やドラマだと、ストーリーを伝えるための映像シーンとかが結構あって、聴いてるだけだと何がなんだかわからなくなってきますからね。
英語は話者人口が日本語より圧倒的に多く、本当にいろいろな方がYouTubeをやっているので、趣味の合う方がきっと見つかると思います。
私はアニメをよく見るので、アニメリアクターのSemblance of Sanityさんの動画を定期的に見ることにしました。
彼らは兄弟で動画を撮っていて、日本のアニメを視聴して感想や考察を長時間話しています。考察はかなり論理的で、英語も聞き取りやすいので時折シャドーイングしたりもしています。
進撃の巨人や鬼滅の刃などの有名アニメから、少しマイナーなアニメまでカバーしているので、ちょうど自分にドンピシャな動画が見つかりました。
他にも、ナショジオなどの科学系チャンネルやBBC Learning EnglishやETJ Englishという英語学習に特化したチャンネルもよく視聴しています。(BBCはイギリスの報道機関、ETJ Englishはイギリスの方が発音や表現などを教えているチャンネルです。徹底的にイギリス英語を聴くためです)
自分の好きなジャンルについての話なら興味を持って聞けて、モチベーションの維持に役立ちますので、皆さんも是非好きなYouTuberを探してみてください。
方法3のまとめ
- 趣味が共通する海外のYoutuberを探す
- YouTube動画なら1本が短く、ラジオ感覚で聴くこともできる
- あくまでもモチベーション維持のため(メインの勉強もきちんとやる)
まとめ
この記事では、英語学習を継続するためのモチベーション維持に役立つ方法を3つご紹介しました。ネットや本でよく紹介されている、目標をたてる・毎日の習慣にする・海外有名人のファンになるの3つを、
- こだわりを持つ
- 邪魔されない時間を勉強時間にする
- 好きなことについて話してくれるYouTuberのファンになる
にアップグレードしてご紹介しました。是非試してみてください。