【激ムズ発音】thとsが連続する発音の練習

皆さん、こんにちは。イギリス英語を話せるようになりたいこたつです。

英語を勉強していると、~th s~や、~s th~などの難しい発音に出くわすことがあります。

例えば、with studentsやwith someone, nice thingなどです。

舌がもつれたり追いつかなかったりして、sかthのどちらかが消えてしまうとネイティブっぽくなくなってしまいますので、できれば両方の音を出したいものですがかなり難しいですよね。

この記事では、sもthもしっかり出すためのおすすめのトレーニング方法をご紹介します。

まずthだけ練習

sと連続するth音の前に、まずはth単独の練習をしておきましょう。

thの発音は歯と歯の間に舌を挟んで弾くと教わったと思いますが、これを忠実にやるとその後の舌の動きが追いつかなくなってしまいますので、今からご紹介する「軽めのth」をマスターしてください。

舌を歯と歯で挟むのではなく、舌の先端を上の歯の裏側に当てます。歯茎の柔らかい部分には触れずに、歯の硬いところに当てます。歯の裏側と舌先の間に、わずかに空気の通り道を開けながら、空気を流すと同時に軽く弾くと、thが出ます。

歯で挟むときよりも舌がだいぶ後ろにある状態で、舌を弾くのがポイントとなります。何度も練習して、歯と歯で挟むときと同じ音がなるようにします。

これができるようになったら、sと連続させる練習をします。

まずはより簡単なs→thを練習しましょう。

sの後のth

まず始めに、上のやり方でthを出す、sを出す、thを出すを繰り返すと、thとsのときでほとんど舌の位置が動いていないことがわかると思います。

今度はsを長めに出して、最後にthで弾くという発音をしてみましょう。

sーーー thみたいなイメージです。このとき母音はのせずに練習します。

これも何度もやってみて、舌の筋肉に動きを覚えさせていきます。

sからthへ乗換える瞬間は、力を抜いて最小限の動きで移行するように意識するとうまくいきます。

ある程度練習したら、前後の音をのせてみます。

niceーーー thingとsの音をしっかり出すようにしてください。sからthへの移行はスムーズでしょうか。

最後にnice thingと普通に発音してみます。どちらかというとthの方をしっかり出すように心がけますが、sが消えてはいけません。sが落ちて「naithing」みたいになってしまう場合は、もう一度niceーーー thingでsを出す練習をしてから再チャレンジしてください。

thの後のs

個人的にはthの後にsを発音するほうが難しいと思っています。順番にトライしていきましょう。

th→sもまずは母音をのせずに練習します。

th, s, th, s, th, sとワンテンポ開けて何度も発音してみましょう。このときも力は抜いて、最小限の動きでthとsを切り替えていきます。速さの目安は、1212の掛け声と同じくらいです。

次に、thとsは素早く移行して、sを少し伸ばすという発音で練習をします。

th sー th sー th sーのような感じです。

これができるようになったら、sの後ろの母音だけのせてみます。s→thのときと違って、母音によって難易度が結構変わるので、色々な母音で練習しましょう。

th saー ,siー ,suー ,seー ,soー

with someone, with secret, with Susie(人名), with students, with soybean

ここまでthに母音がない場合をやりましたが、theなど母音がある場合もやっておきましょう。thの後にschwa音(eをひっくり返した発音記号)があると、舌の位置が一旦リセットされるので、th sより少しだけ簡単です。

the sum, the sea, the soup, the saying, the soap

おわりに

いかがだったでしょうか。初めはできなくても、なれると舌が動くようになってくる感覚があったのではないでしょうか。

発音の練習は筋肉記憶(muscle memory)と言って、舌や唇を動かす筋肉に動きを染み込ませるのが重要だと言われています。1回でできなくても2, 3日トレーニングを続けることで、舌の動きがなめらかになっていくと思いますので、頑張ってみてください。