分子生物学まとめてみた「顕微鏡法」
顕微鏡法 光学顕微鏡 細胞は直径が約10~20μmで、これは肉眼で見ることができる最小粒子の1/5程度しかない。細胞説が唱えられるには、必然的に光学顕微鏡の発明を待たねばならなかった。細胞は透明なので、内部構造を詳しく観 …
顕微鏡法 光学顕微鏡 細胞は直径が約10~20μmで、これは肉眼で見ることができる最小粒子の1/5程度しかない。細胞説が唱えられるには、必然的に光学顕微鏡の発明を待たねばならなかった。細胞は透明なので、内部構造を詳しく観 …
生物実験基礎 生体からの試料の単離 生体組織から興味ある細胞を単離する最初のステップは、細胞同士を接着している細胞外マトリックスると細胞の結合を切り離すことである。細胞外マトリックス中のタンパク質の分解にはトリプシンやコ …
発現の調節I 細胞の遺伝子発現はよく調節されているが、ごく一部の例外を除いてDNAには手を加えずに行われる。細胞の分化や環境の違いにより、発現する遺伝子が大きく異なるが、塩基配列は変化していない。分化した細胞の核を、無核 …
転写 RNAと転写 DNAからRNAを合成することを転写、RNAからタンパク質を合成することを翻訳という。細胞は、転写と翻訳の両方を調節することで、その遺伝子が指令しているタンパク質の濃度を適正に保っている。DNAは相補 …
DNAの複製 DNA複製の主な機構 DNAは大変安定な分子であり、熱運動によって千切れるたり、勝手に塩基が変わったりすることは無いと考えて良い。その他の要因で変異が入る確率も大変低く、遺伝子でも調節領域でもないところへの …
こんにちは。最近、伸長した核酸の解析や精製などで1日3,4回電気泳動をしているこたつです。 実験の進行上、DNAサンプルの調製が数日間連続していて、PCRと電気泳動をいったり来たりする日々が続いております。 タイトルにも …
DNAと染色体 DNA DNAの二重螺旋は10.4残基ごとに一巻きする。塩基部分は平面で、塩基対も平面構造をとっている。 ヒトの細胞1つ分のDNAを全て繋げると2mくらいだがそれが直径6μmの核にきっちり収まっているのは …
タンパク質 タンパク質の構造 1次構造:アミド結合 2次構造:主鎖同士の水素結合 3次構造:側鎖によるイオン結合、水素結合、共有結合(ジスルフィド結合など)、ファンデルワールス結合 4次構造:サブユニット表面同士のイオン …
生化学の基礎 19世紀までは生物には特別な力と法則があると思われていたが、今では物理と化学の法則に従うことが知られている。細胞を1つの化学系と見たときの特徴は 組成はH, C, N, Oが99%を占める 水中での有機化学 …
細胞とゲノム 遺伝子とタンパク質の表記法 遺伝子の名前はイタリック体(斜体)、タンパク質の名前はローマン体(立体)で表記する。これはすべての種で共通。 最初の文字だけ大文字、全て大文字、全て小文字などは種によって異なる。 …